![ロースハム、ウインナー、ベーコンパッケージ [817KB]](/uploads/contents/pages_0000000040_00/imagetools6_0.png)
開発STORY
はじめに
健康志向の商品が毎年数多く発売される中、弊社銀河フーズの30%減塩&糖質ゼロは前身の「減塩シリーズ」も含め2013年発売から10年目を迎えました。
この間、更なるお客様のニーズに応えるため、幾度かの改良を重ね今に至ります。
長らくご愛顧いただいている背景には、普段召し上がる食事で塩分、糖質摂取を気にされる方々にもおいしく、そしてお値段も手頃で日常の生活に取り入れていただけるような商品開発ができたことではないかと考えております。
今回は、その30%減塩&糖質ゼロ開発STORYをお届けします。
お客様の普段の食事に取り入れてもらいたい
2013年10月、シュリンクパックロースハム、シュリンクパックベーコン、特級あらびきウインナーの3品で発売をスタートした「減塩シリーズ」。
その後2014年3月に真空パックロースハム、真空パックベーコンの2品を追加し、全5品を販売しました。
その背景には、東北地方が特に塩分摂取量の多い地域であること、またその頃から健康志向の商品が続々と出始めていたことなどから、お客さまのニーズがあるのではとの思いがありました。
さらにここから、弊社の減塩&糖質ゼロシリーズへの取り組みがスタートします。

- 技術開発室 高橋 直斗
2012年4月入社 2013年技術開発室配属
2012年4月に入社した私は、社会人として基礎的な知識を身に着けたのち、2013年に「減塩シリーズ」の開発に携わりました。減塩シリーズが発売されてから1年後、更に市場の健康志向ニーズに応えるため、「減塩シリーズ」とは別の商品企画として「糖質ゼロ」シリーズの開発がスタートしました。
私は引き続き、当時の開発室室長のもと、糖質ゼロの商品を形にするべく、新たな開発目標に取り組んでいました。
ある日、試作中に既に発売されていた「減塩シリーズ」と糖質ゼロを組み合わせられないかと提案がありました。私にとっては大きなチャレンジでしたが、設計コンセプトを変更し「減塩&糖質ゼロ」として開発を進めることになりました。度重なる試作の末、2014年に商品が完成、発売となりました。
減塩では単純に食塩を減らしただけですと、普通のお肉のような食感になってしまいます。
そうならないため、食塩の使用量を最低限に抑える他に、お肉の状態がよくなるようにいくつかの工夫がされています。
また、糖質をゼロにするということは、甘みが抑えられるので、おいしさが損なわれる恐れがあります。
その分は糖質が入っていない調味料等を調査したり、組み合わせて味のバランスを整えるなど、苦労したことを思い出します。

商品開発する時は、お客様が自然と笑顔になれるような、おいしく、喜ばれるものを作りたいという考えが私にはあります。
様々な制約がある中で進める商品開発は、苦悩もありますが大変やりがいのある仕事だと感じています。
この「減塩&糖質ゼロシリーズ」が、塩分と糖質の摂取を気にされる方々が安心して食事を楽しむ一助になれば幸いです。
あとがき
その後2015年には国立循環器病研究センターが推奨している「かるしお認定」を取得。
「一人ひとりが健康でいられる社会をつくる」ために、減塩食と減塩商品を推奨しているプロジェクトが「かるしお」。
弊社の「30%減塩&糖質ゼロ」のロースハム・ベーコン・ウインナーは、この「かるしお認定基準」をクリアした、ハム・ソーセージ業界でははじめての“おいしさを兼ね備えた減塩商品”です。
今後も「食」に携わる企業としてお客様のニーズに応えられるよう尽くしていきたいと思います。
減塩歴史年表
10

03
シリーズ発売

09
10
(パッケージ変更)

10
(パッケージ変更)

03
(訴求シール開始)

02
(規格変更)

新しい商品の開発は続いていきます!
“かるしお”とは?
「かるしお」とは、国立循環器病研究センターが塩をかるく使っておいしさを引き出す”新しい減塩の考え方”を示し、その認定基準を満たした商品に表示を認めているものです。